WT WELLBEING TOKYO

【第1回】高橋百合子氏 E.OCT株式会社代表取締役 vol.3

Date 2018.11.15

「あの人のウェルビーイング」では、谷家理香の周りの素敵な生き方をされている方達に、その方が考えるWell-Being Lifeとは?をインタビュー形式で伺った内容をご紹介していきます。第1弾は高橋百合子さん。ウェルビーイングTOKYOを一緒に立ち上げた仲です。

プロフィール:
E.OCT株式会社 代表取締役。読売新聞社勤務を経て1987年に株式会社オフィスオクトを設立。広告企画制作事業を展開し、その後2004年にサステイナブル製品の販売へ事業転換。2011年にE.OCT株式会社を設立し、“環境に配慮されたサスティナブルな社会づくり”を目指し、エコデザイン商品、リサイクル関連の事業を展開している。


谷家理香氏 株式会社ウェルビーイングTOKYO代表取締役
【第2回】エドワード鈴木氏 鈴木エドワード建築設計事務所代表
【第3回】日沖健氏 日沖コンサルティング事務所代表
【第4回】杉山文野氏 トランスジェンダー活動家
【第5回】Rajshree Pathy氏 Rajshree Group of Companiesチェアパーソン兼マネージングディレクター

人生の目的

ー夢、という言葉が出てきましたが、百合子さんにとって人生の目的(目標、使命、ゴール、目指しているもの)は何ですか?

齢を重ねると、時間はやっぱり有限であるってことを実感してくるというか、「残り」という感覚になってくる。例えば会社を事業継承しなくちゃいけないということになると、残りの間に社員が自立してものごとを判断し決断し実行していけるようなところに持って行かなくちゃいけないから。他にも自分の個人のこともそう。

私は人生って最終章が一番大事だと思っていて、周りのいろんな人生のパターンを見ていると、人生は最終章が幸せじゃないとどうしようもないんだな、というのはすごい実感します。大金持ちになるってことではなくて、最終の時に、ああ人生っておもしろいな、楽しいな、やりたいことやってきたな、っていうことを感じられること。

最終章が一番だいじ

ー時間を意識しながら生きていくということですね。

若いときにどんなに華やかでも、最後のところでどう幸せに生きていられるかってことが一番重要だと思うの。そういう意味で、残された時間に向かって、自分がどんなことができるか、幸せだな、と思える最終章に行かないといけない。それこそスティーブジョブズが死ぬ前に、名誉もお金も何一つ関係ないと言っていた。結局そういうことじゃないかと思うのよね。時間(人生)は、神さまからのプレゼント。若いうちから時間は無限ではないってことを考えて、思いっきり楽しく面白く使っていくのがいいと思います。

ー百合子さんのリタイア後の最終章はどう計画されているんですか?

それはまだ決まっていないんですが、どこに住むかは大事だと思っています。やっぱり私は、壁で囲まれているところではなくて、360度パーっと開けている空間で暮らしたい。そういうところで暮らすと、幸せだなと思える、ということに最近気づきました。それで葉山の山の上の土地で海が見えるところに住みたいと思っています。

―人生の最終章のお金についてはどのように考えていますか?

それ程確固たる考えがあるわけではないのだけれど、会社をエグジットするわけだから、ぼんやりとはまあなんとかなるだろう、とは思っているわけです。最終章に向けてそれぐらいには思えるぐらいにはなっていたいと思っています。

Well-being とは?

ー最後に、百合子さんにとってWell-beingとは何でしょうか?

やはり心身ともなる健康をベースに、愛ある人間関係を持ち、熱中することがある、同時に心身ともなるリラクゼーションの時と場を持っている状態ですね。

谷家理香後記:
百合子さんの事をよく私達仲間うちでは「リーダーの中のリーダー」と話していますが、いつも何に対しても明確なビジョンがあります。私の中では尊敬するビジネスの先輩でもあり、こんな風になれたらいいなと思う人生の先輩でもあり、またコアになる価値観を共有していると感じられる一緒にいてとっても楽しい友人でもあります。今回改めてWell-beingに関するお話しを伺い、「感謝ノート」はすごくいいな、と思いました。「感謝」と「幸せ」が繋がっていて毎日、毎日、小さな幸せや感謝に目を向けて積み重ねていくのって素敵ですね。一番の愛はエドワードさんですね?の質問にも即答で「そうね」でした。「人生最終章が一番大事」とおっしゃる百合子さんのぶれない生き方に勇気づけられました。

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